一、ドラマ仕立て

おいおいおいおい及川奈央。何なんだよ?南波杏。なんつって。自らは決してエロい話をしない。蔑んでみても、やっぱり下らない話をしている。超エキサイティング!ハプニングのない人生なんてハプニングのない人生のようだ。ミニスカ清掃婦(推定年齢五十八歳)が向こう側を向いてスカートの下の暗闇、観音様をこれ見よがしに突き出してキヤガルゼ、ベイベー。ベンチを只管に暖めているオレの人生の縮図のような現在のこの身の上、それを嘆きながら我が運命を呪詛呪詛呪詛。心して聴きやがれ糞外道ども。これはこれは。とんだ粗相を致しました。私の一存では方向性は決め兼ねます。はい。申し上げ難いのですが、これには検討の余地があります。拝み倒して、ドロップ・アウトとのことで御座いまして。はい。御機嫌よう!そんな感じで、ダラケ三昧風太郎、グウスカピイと惰眠を貪り喰らう毎日終わってるって?「そんなバカなことあるか!?」ガッ、ビーン!左様で御じゃりますう。
違反はなし、しかし、常軌は逸しているオヤジ。ドカチンの格好で、しかも歩き方が、(微妙に)ヘン。ガイキチ?キョージン?キチガイデオロギー体現者?いえいえこれでもれっきとした健常者なんです。「ここら辺の人?ねえ、ここら辺の人?何、それ?ケータイ?おいちゃんにも見せてくれよお?!」と、うわ、凄え弩美人!余計なものを見たもんだぜ。貴方の為にこの儚い命、捧げてみせます咲かせます。我が命、朽ちようとも全く以って構いません。眼を見張るものが在るイカした麗しきDIVA.愛しのBABY!アトピーに侵食されたその艶かしい御御足がまた堪んねえのよ!(それがまたそそるのよ!いやマジで!グッチャグチャで!)咬みつきてえなァ!血湧き肉踊るぜ?あ、パンツの喰い込み直したよ、世紀の衝撃的瞬間。ってな感じの、可愛い可愛い女中学生(もう、食べちゃいたいくらいよ、佐川くんみたいに!)に絡んでいたアルコール・ジャンク、夢と希望を股間に詰め込んでその言い訳だけで生きつないでいるアヴァンチュールおじさんは通り縋りにさっき、オレに対して、「あんた、男だよなァ?」と、訊いて来た。
「一寸だけ呑ませてよ?、お嬢ちゃ?ん!」そう言って女中学生の手に握り締められていた清涼飲料水を強引に奪い取りその場で味見し、その場で、「ぶううううーーーーー!!!!!」と吹き出し辺りに霧を発生させ口に含んだそれを一気に撒き散らしたアルコール・ジャンク。「ぶえええ?????!!!!!何だこりゃァ?これ、ザーメンの味じゃねえかよ??なァ?今の若い衆はこう云うのが好みなのかい?え?ドスケベがァ!じゃあさ!じゃあさ!キスしていいか?キスしていいか?なァ?キスしていいか?」こんな奴が“キス”と云う文言を口にした違和感。そして、類稀なる論理的思考!陰鬱なる昂奮を擁しつつ捲くし立てていた。おお、ファンタスティック!これはモノホンだ!虚無に揺られること十数年、ゆらぎゆらめく丼感情、傍観者の分際で否定ばかり、自らは決して何もしない奴ことこのオレは、「アブネー奴!地獄絵図だな、こりゃ。好きだけれど。」そう呟く。そして、基本真面目ベースだからこそ、蝿が体に集る。こいつァ、縁起がいいや!「ねえさ?一寸、希望ヶ丘迄行こうよ!」って、一寸、行くなよ!ってか、何処だよ?それ!うわ、飯、拡げちゃってるよ足許で。ここで喰ってたんかこいつ…。
何も感じないが、感じたい。感じないからこそ、感じたい。やりたいことを只やるのではなく、やらなきゃいけないんだ!でも、其処迄しなきゃならねえんかよ?其処迄しなきゃならねんだよ!ガタガタ言うならやらせろぼけ説も飛び交う中、「今、困っているんでしょう?」的GANMIって、調子ン乗ってんなオレ。仔狗の如き助けをオレに乞うているような気がするぜ。エロイヤラシイ眼差しを武器にするちゃんちゃら可笑しい上眼遣い女中学生。「いそがしいんで、それじゃ!」と、立ち去るのを我慢汁たらたら我慢して、「久し振り?!」と、知人を装い、女中学生、今、奪還するぜ?“正義”の為に、今、立ち上がるぜ、DO THE RIGHT THING.さァ、気づいてくれ!無理矢理に男らしさを誇示しようとしていることを承知の上でその努力ぐらいは買ってくれよお?「久し振り?!」と、言ってくれ!そうして意を決し重たい腰を上げ、「久し振り?!あの、元気?時間ある?一寸さァ…。ってか、その人、知り合い?じゃ、ないよねえ?」。ところがどっこい、女中学生は、「は?」。(また、ヤベエのが来たよ、マジ、勘弁!)的怪訝な眼差し。いや、違うんだって!オイラは味方だってばよお!だから、喰い下がるぜ?その意気が功を奏し、ついには最悪の結末を迎える事になった。(ぐすん…。)
長期戦の様相を呈して来、アルコール・ジャンクの発言に対しオレは、「そんなこと言ったら、やっちまうよ?」つったらば、赤い髪の毛の、次世代サイバー・パンク・ギャル(進化形)みてえな奴(集いの誘い断ったら絶対キレる系)がやって来ていて、「やってもらおうじゃないのさ?」。英雄は遅れて現れるとは正にこの事か。そして更に挙句の果てには、声には出さずに、「な・め・と・ん・の・か!」。(読唇術を駆使して読解。)脅威的発言で始まる、TAKARIの恐怖から逃れるべく、I SAID,「あ嘘です、すいません…。」退散。くわァ、だらしなくなっちゃったよ!カス野郎はカスみたいなドラマに出演しているとはこの事也か。ってか、「あの人は今!?」。アルコール・ジャンクは既にいね!そして事態は一気に収束に向かって行ったのだった。一件落着か。ありゃねえなって思っていたが、オレがこりゃねえな。我が身を儚むぜ。
背中越しがなり聴こえたのは、「危ない処を助けて戴いて、本当に有難う御座います!流石ですね、姐さん!」「まあな。昔はあたしもこいつら、あ紹介するよ…、」「憂い?っす!」「憂い?っす!」「あ、今日は!」「色々バカやったなァ…?ヴィダルサスーン狩りとか、よくやったよ。はは、丸くなったよ、これでもうちら…。」こりゃまたオールド・スクールな。遠い眼をして呟いてんだろ?ってか、ヴィダルサスーン狩りでヴイヴィ言わせてました話?そんなんいらねえから!(いや、マジで!)翌日、オレは原因不明の全身関節痛に見舞われるだろう。赤鬼にビジレークを並べ立てられ哀れな容貌に崇高なる勘違いの才能を擁したオレは、救出劇に関するガセネタ掴まされた感覚を払拭出来ずに見事ブチノメサレ、砕けた、屑の如く夢と希望を抱いて、それでも格好つけることが仕事だと自らを慰めた。釣果たるレゾンデートルを狂い狂った会計から弾き出し、その、雀の涙を呑み込み血の涙を流す。暗号化された都市で襲撃される恐怖に怯えながら。そんな胸中の諸事情から、オレを呼ぶ声がする。だからオレは敢えてこうレスポンスするぜ?「生を憎み、死を愛す!」正に、ガッチガチのウルトラCだ。

二、スキゾディアックに妬けるぜ!

ジャ、ジャ、ジャ、ジャスト・ライク・亜・プップピドゥ、再現者か!派手な足取りモンロヲ・ウォーキング!「あたし、振り返ったらもっと凄いわよ!」って、背中に書いて在る女。そして、何て素敵な素っ気ない態度!チラシ配りのあのテンションに対する反応が見事な迄に軽?くあしらったような気怠げリアクション!いなせなリアルでしょう?嗚呼、格好良過ぎるぜ、COOL ☆ BEAUTY!愛し愛しと伸ばされた手を払い除けて、「鬼さん、こちら!」か。しかも、問題はあの着こなしだよ。敢えてスタッフ・ジャンパーみてえのを纏う事なく羽織る事もなく、腰に巻きつけちょい悪気取るなんてクールな着こなし!嗚呼、素敵過ぎる!艶やかなる後姿の強烈な印象とベイビー・ドールの激烈な残り香、甘き香だけを果敢に残し、オレから去って行った。
そんな後姿に憧れているからオレもこないとこで何故にやってっか判然としない桃色の作務衣着曝した訳の判らないチラシ配りはモロシカトし、歩速度を上げてじりじり近づき、そして女を追い越した。そうしたらば…、って、振り返って損したよ!オレの頸部回転力返せ!そんなこと言ったって無駄だって?知ってっよ、そんなこと!知ってて言っている確信犯なのさ!オレは!この、心内に於ける嘆きの呟きすら返せって言いたいわよ!それはさて置き、それについては改めて詳しく述べるとして。(大してその必要性は叫ばれていないと云う事実は否めないが、)バス停留所ベンチの在った場所(先程の事件現場)から停留していたバスらに沿ってステーション・ビルディングに対し横断し右折、公道を隔てて居坐る駅前広場を更に伏目がちに縦断し、駅改札前に出たところを更に左折し、直進、また右折、高架下を掻い潜り、擦り抜けて徒歩約十分?充分過ぎる程に寂れ果てた雰囲気の坂道周辺、両脇に在るのは、閉鎖されたホーム・センター、及び私有地の看板が突き刺さり雑草に塗れ柵に囲われた空き地ぐらいなもん。民家も疎らに在るあばら家みてえのが。それが現在地。(ってか、こんな描写、意味あんのか?そもそも!)んで、さっきの女、モデル立ちして信号待ち、ボディ・コンシャスな衣装はピッチピチ、マジ、堪らねえ!ジャンパー腰に捲きつけてんのに、ヒップ・ラインが浮き出てやがる。そのヴォリューム感が凄いの何のって!くねくねくねくね歩っから果たして一体、どんな女かと思って歩みを進め振り返ったらよォ?全っ然!大したことねえじゃねえかよ?いやマジで!勘違いファニーGIЯLが!しかし、オレのAKARASAMAなる振り返り、その事実の存在自体を否定するように視線は決して融合させず、意識下眼中に全くないことをMAZA - MAZAと魅せつけられた。偶然性尾行を撥ね退けるが如く威嚇的歩行は確固たる自我、「え?綺麗だって?あたしもそう思ってっから。いや、マジで!」に裏打ちされてい、それに対しオレ動揺を隠し切れず、またそれすらもシカトして女は建造物に威風堂々と這入って行った突っ込んで行った。
そんで思わず立ち止まったよオレは。ってか、こんなんあったっけ…?果たして一体いつの間に…?変わっちまったぜ、ここいら辺りも…。オレの知らねえ処になっちまった…。元からよく知らねえけれども…。それにしてもこの壁、どんだけあん(続くん)だよ?さっきのサッチ・亜・ファニーGIЯLが吸い込まれて行った建造物。デカ!何だこれ?マジ、何だこれ?凄え建物だなァ?これぞ正に田舎の金持ちが建てる、周囲の自然環境を著しく害している事に気づいているのか?いないのか?判然としない、白亜のライク・亜・ヴェルサイユ宮殿也。滅多矢鱈にデカ過ぎる、眉唾カルトの脱法異形建築物。(一応、宗教法人らしい名称が門扉横の壁面に切り刻まれていた。)ぶっ壊し甲斐がありそうだ、ぜ!ま、どっちにしろオレには縁も縁もない代物だぜ、ど畜生がァ!しかも、今日、花曇りなんだぜ?在り得ねえって!それは関係ねえか。でも、映えるんだなこれがまた。うわ、怪しく蠢く厳ついオーラ、真ん前開放サレタ門扉から、何か出て来たぞい?眉間部にハーケン・クロイツの焼印を刻まれし十字牛(国産黒毛和牛だと邪推される)に跨って。フリーキーでミニチュア・サイズのクソオヤジ、アルコール・ジャンク登場!楢雄@六白金星(BY 織田作)直系、「おまえらとは気合いの入れ方が違うんだ!」と言わんばかりに総髪、紋付羽織袴を纏い白足袋姿の正装で。ってか、「何でこんなとこいんだよ?」。水戸黄門じゃねっつの、ファック!そして、猿芝居寸劇が始まった。何だ?この、茶番。「私の仇を取ってくれ、天下取りしようではないか!」十字牛の手綱を取る、ライク・亜・ゲバルト・スタイル、ドカヘル!グラサン!バンダナ!顔を覆った迷彩ギャングスタは、九十度以下に内角腰を彎曲させて、「有難う御座います!しっかりと、使命を遂行します!」だとよ?顔(てか、そう云う顔なのかよ?赤ら顔っつうの?素面なのか?)をこちら側に突き出し、「判るよなァ?」的雰囲気で眼を剥いて「暴力はやめて下さい!」とこちら側が言う隙を与えずオレの腕を取るアルコール・ジャンク。何だよ?「今から、さっきの女、ガチ拉致すっからっよお?見てなあんちゃん。」誰があんちゃんだよ?そしてギャングスタを更に数人引き連れ坂を降りつつ去って行った。わ、凄えな、旗持ちすらいるよ。黒地に白抜きの勘亭文字で、“殺到可何流”だって。何?意味不明?。すると振り返り、ゆったりとした速度でわざわざ戻って来て、「はい、拍手?!」。何でだよ?しかも、やる気ねえんなら、よせよ?テメエラも。って、うわ!ギャングスタに刹那眼配せしたかと思うと懐から何か出した。「持って来てますよ?!はい、ジャポニカ!いらん?ジャポニカ学習帳。あると便利だよ?いらん?あっそ!あと、そうそう!言い忘れてた!儂は指名手配中だからよ、先を急ぐぜ?それじゃァ!元気でな、あんちゃん!」だから、誰があんちゃんだよ?そして、風のように嵐のように去って行った。指名手配中と云うのは洒落なのか?本気なのか?それとも、ハッタリなのか?判然としない。世代間の軋轢特有、感覚の相違によって。そしてあいつは、単なるバカなのだろうか?はたまた天真爛漫な阿呆なのだろうか?
それにしてもまったく、あいつは、粋にいなせにいい趣味してやがんなァ!なんて思っていたのだけれども、そしたらばあやつらの後方、オイラの周辺視野に収まっていた上空の鳥、疲れ果てたように見事墜落。正しく飛ぶ鳥落とす勢いだ。オレはその屍の近くに徐に近寄りそしてつうう?ッと、粘着質な唾を垂らして周囲の闇に開かれた眼差しに気味悪がられた。オレはシャイ害だから、「そうだァ、オレも大事な事、言い忘れてたよ!お倖せに?!是非とも結婚式には呼ばないで下さいね!(笑)マジ、キツイからっ。街でまた出逢ったとしても、勿論、声は掛けないで下さいね!(笑)マジ、知り合いだと思われたくからっ。P.S.それじゃあね?!バイバイ?!」と満腔の謝意を込めて心内で大きく呟き小さく手を振った。

三、蹴るゥーぜ?J・A・M・A・D・A!

そして、ここ蒼穹(あおぞら)広場で髪の綺麗なキッズたちを眺める。「ここは、みんなの広場です。DBZ(童貞ボーイズ)は、仲良く遊びましょう。保護者の方はお子さんから眼を離さないようにして下さい。」傍らには、“草枕”。つまらねえから、捨てた。傍らのゴミ箱に。突っ込んでやったったぜ!ってか、夏目漱石て誰だよ?「いやさ?一寸、幼児拐しでもしようかな?って、思ってさ。」なんてな冗談を知り合いに声を掛けられたら即興KILLER JOKE装い披瀝しようと企んでいるのだがしかし、知り合いなんていねえし!妖艶なショッキング・ピンクにてらてら輝く、補導員の腕章を二ノ腕部、これ見よがしに装着しメルヘンチックな衣装を纏ったクソババアがイケメン優愚連男様とエロいディープ・キッッッッッスをしている。粋な計らいしてくれるじゃねえかよ?なァ?なかなか見処在るじゃねえかよ?リアル・ライフさんよお!こりゃあ、燻っている場合じゃねえな?「I'm not RocccccK!!!!!I'm CRaZZZZZy!!!!!」叫びたかった、ぜ。
そんな出来事がNANDAKA... 心のどっかしらに引っ掻き傷をつけたのだろうか?狂い狂った記憶が甦った。ドタマん中に左利きの女が落っこちて来て、其処から在り得た筈のない記憶が生成。果たして一体、これら一連の出来事(及び、発言)は錯誤行為の賜物なのだろうか?しかし、経験は常にイメージにしか過ぎない。NAZENARA,経験自体を実感した刹那、もう、その経験自体は過去の遺物と成り果てているから。偶然にしては出来過ぎてるって?そもそも現実なんて如何でもいいだろ?現実の皮膜を引っ剥がして。幻覚に襲われた精神は判断力を失い、絶望に蝕まれた精神が自らの病と遊び、精神が本能に打ち勝ち、苛々と恥じ入っている翼で心から遠く離れた処まで二度と帰って来ないように逃げて行く…。
「知ったこっちゃねえよ!」と泣き崩れる、現実の延長線上に位置する彼氏いない歴100年の哀しき遊女の恥骨にクラッシュ& ヒットした現実の破片。過酷な世界現実にセカンド・レイプされ全身全霊でおぞましき我が身をぷるぷる震わせながら、自らの影を血で濡らす。果敢に無害の甘き香鱗粉を撒き散らし吐瀉物舐めて、ちらちら死ぬ蛾の如く。ギミックなしの、ジレンマと葛藤しよっかなァ?(S)の足音掻き鳴らし精神的歪みを矯正す。恐慌状態で、女は狂気を撒き散らし叫びながら駆け寄って来、オレの眼前急激に立ち止まり暫時恍惚として我に帰らず状態であったが、「あんま見ないでよお…。」と、頬っ被りするように、頭部を覆い抑え込み徐にしゃがみ込むとゆっくり自らの両腕を左右に拡げながら双手を挙げ立ち上がり体中血みどろではあったが、またそれは然し極めて美しく、翼を拡げ地獄で踊り狂う堕天使、はたまたそれは堕胎告知をされた女神のようであった。
巧妙に仕組まれた象徴が現実に世界の危機を呼び醒ます。これを只の偶然と呼ぶか?奇跡と呼ぶか?同じ事象を目の当たりにして、或る者は単なる偶然だと嘲笑い、また或る者は神の思し召しだとほざく。阿呆かっ。まあ、結局は、その人の持っている常識がものを言うんだろうね?

四、LOST OF MY LIFE

若者らしく、ふと絶望に眼が眩んで覚醒した翌朝。そんな精神状態の朝はロックン・ロールの自殺者を聴きたくなる。気休めの希望?なんてなもんはもうとっくに買って在るよ、否、買って在ったよ。そんで、とうに売っ払っちまったよ!矢張り、全身を原因不明の関節痛が蝕んでいた。有害物の博覧狂気(敢えて、スペリングをミスするぜ?)、誠に以ってオレ様はいじらしいくらいであり、街の喧騒、夏祭り自体は御免を蒙って不貞寝の床に、子宮破壊をB.G.V.として、ザックリ風流三昧のこのオレは、古本のライフ誌を自室に持ち込んで、チャールズ・マンソンの狂気めいた顔の近影を眺めている。その姿は、果たして一体如何なる不逞な屑男に見えるであろうか。誰もいないところで狂人の真似をする誘惑に打ち勝つオレは、花火の爆裂音すら聴こえない。
「クソみてえなドラマ垂れ流しやがって!下らんテレビだ!お母さん、NHKに変えなさい!」「お父さん、これ、NHKですよ!」って、アブネー奴!そう云うことはちゃんと観てから言えよ?面白えかも知んないじゃん?オレは好きだぜ?(只、あんまキョーミねえけど?)と、まあ、あいつがそう言ったあの日から総ては狂っていたのかも知れない。差別的発言、公の場でそんな物騒な発言したらマジ、即消されるぜ?ここでしか出来ない事をやろうとしている少し恥ずかしがり屋の愛さんは(あオレ愛さんじゃねえや)オレは、現実世界に魘され積極的に拒否られる。感情表現が異常発達しそれに見合った適語が常に見つからない。このようにして、言語化後即刻価値ガ暴落スル。そして、森脇健児をブチノメス為だけに生きている。(よい子は真似しないでね!)またそして、生きているか死んでいるか判らない生活を送っている。
岸田劉生の麗子像ようなこいつ(義父)なのだが、官能小説ぐらいしか読んだことないから(官能小説は、断じて素晴らしいものですが、そればっかと云うのはちと少し多少ですが問題があると思います。はい。)オレの小説なんて理解不能だと思っていたのだがNAZEDAKA,小説を書いていると言ったらば如何しても読んでみたいとか言い出してプリント・アウトして渡したのだが、“贋世捨人”てえ作品で描いている場面と同じようにして、「糞の役にも立たねえもん、書きやがって!」っつわれて、千切り、投げ捨てられ、オレは急いでその破片を拾い集めた。原稿は作家に取って命である。…なんてなことは勿論なく、矢張りと云うか、感想は、「いやあ、面白かったよ?!」と云う、頓狂なものであった。面白く書いてねえし!しかもその作品に於ける自らの言動の純然たる戯画化にすら気づいていなかった。家事手伝稼業、家業の害虫駆除作業をしている間は、マジ専ら、生きているか死んでいるか判らなくなるから、オレの頭ン中では、その煩悶している姿を打ち消すが如くLife Wont Wait ... が常時爆音で鳴り響いている流れている。

「お弟子さんですかァ?」
「いやあ、あはははは…。違うんですよ、息子です。」

って、バカか?こいつわ!?何、上機嫌なっとんじゃ?でもさ?そう云う単純単細胞ピュアネス、好感が持てるなァ…。

「じゃあ、ここ、XXXXくん(オレの本名)、やっといてくれるかな?」

って、単純な奴!何が、XXXXくんだよ?平常普段は「おい!」若しくは、「バカ!」な、くせによお?まったく、オレの研究テーマ、“いつも心に太陽を男を捜せ!”調査対象物であることについての期待を見事な迄に裏切らない無茶苦茶な野郎DAZE!?(いや、マジで!)想像を絶するべく、マジ、信じらんねえドタマしてんなあ?「嘗てこのような者が地上にいただろうか?」こんな近くにこう云う人がいるんだァ?って。それだけは、色々勉強になり考えさせられるが!

「先に黙って呑んでんじゃねえよ!」

はァ?今時、そんな事言う奴いるかァ?「オレの酒が呑めないのかァ!?」ぐらい、ライク・亜・天然記念物的絶滅危惧品種並に稀少価値あんぞ?「呑めねえよ!」そんな事言う閑在ったら別のことしてりゃあいいじゃん?大体、今時そんな事言ってたら、下から阿呆呼ばわりされね?痛恨の時代錯誤主義めが!大体、こう云う事言う奴ァ、能*しに限ってる、オレの超個人的統計、及び見解によればだが。それにだってさ、敬いの念が在れば、しねえからね?(ダチとかと飯喰う時だってさァ?先にオレの注文した品が来たらば、「喰っていい?あ、頂きます!」っつうもん!)オレは、くすくす笑いが止まらなかった…。
レディオのヴォリューム捻り大きくし、

「ん?オウムか?あいつら全員死刑にすりゃあ、いいのになァ!なァ?」

って、マジで、ヤベエー奴!あいつらにはあいつらの論理、及び宗教観が在って、何故、(犯行に)駆り立てたのか等、慎重に問うべきだ。でなけりゃ、糞意味ねえ!それをば只、否定して死刑にすりゃいいって問題じゃねえべ?中傷するのは簡単だ。そして、つまらなそうな奴はつまらない話を本当につまらなそうに語る。
首謀者は幼少期に耐え難きを耐えるような貧困を生き、謂われなき差別を受け、そして挙句の果てには自らの体躯を蝕む身体障害。貧困々窮家庭、貧民窟、スラム(んなもんねえか?)、及び被差別部落出身者が悉く世界現実に対して憎悪の念を抱いていると云う構図は浅墓だ。そのフラストレーションを昇華させ、この世の苦しみ総てを引き受けようとし宗教家になろうとする者すらいる。(特定少数の犠牲を伴わずに。)しかし、「オレは何度もこの世に甦り、世界を地獄に落としてやるぜ!」ってな烈しい憎悪を抱いている者は少なからず存在する。いつの時代に於いてさえも。首謀者に憎悪の念を抱かせる要因となった世間俗世間に対し、「本当の加害者はあなたたちなのではないでしょうか?」と問い掛けることは出来るが、その問い自体、「はい、ザンネンでしたァー!」みたいなノリで、「本当の加害者は我々なのではないのでしょうか?」と云う自問に帰結することになる。我々総てが加害者であり我々総てが被害者であること、若しくはそれぞれに成り得ることを我々自身、つまり大衆はマジ、ゼッテエ許さねえ!そして、世界を変える鍵は善意の連鎖に在るのかも知れないが、単純な実験の結果からは複雑な結果は導けないかも知れない。ま、要は想像力の問題よ。これやったら如何なるかって判りゃさ、普通に暮らせるよね。理性のタガが吹っ飛んじゃったら意味ねえけどさ?誹謗中傷批判批難するにしてもさ?「死ね!」とかじゃ、全く話になんねえ。
そして、こんな時はこう思うんだ、「テメエなんて、マッ*ル・ミュージカルでも見てやがれ!」失礼。じゃなくって。本当の父親が本当の父親で本当に良かったァ。本当の母親が本当の母親で本当に良かったァ。そして、本当の自分が本当の自分で本当に良かったァ。って。しかし、こうも思う。御免なさい。いっつも非道いことばかり書いて。表現しなければならないなんて、烏滸がましい。表現ではなく只の薄汚い暴露でしかない。そして伝えたい衝動に苛まれ、常にネタを探している、欠落している大事な部分が。他人を曝しもんにして、なんと卑しい。嗚呼、なんと醜い。

五、闇に一筋の光、光に一筋の闇、或いは暫く経った或る日の出来事、其ノ壱

「総てが行き詰まり、漠然とした不安の時代であった。その閉塞感は新しい勢力によって打ち破られなければならない必然が在った。この時代に湧き上がったのは、一九九五年の宗教テロ以降、沈静化していた(仏教系)新興宗教団体の新たなる台頭であった。そして、平成に於ける維新気取りの行為であるそれら新興宗教団体狩り、及びその行き着く先として殆ど自明のことであった聖戦現象とは、果たして一体何だったのだろうか?如何云う思惑でそれは行われたのだろうか?或いはその主体であった、歳末助け合い運動の釣果たる募られた慈善金を搾取、二代目石原軍団の異名を取る元ホストらが起ち上げたイケメン・セクシー集団、慈(偽)善団体宗教法人、“ハート・ウォーミング廃仏毀釈”とは一体誰だったのか?
そしてその破壊のエネルギーは一時的であったにせよ、源泉は如何なるものだったのだろうか?等々、疑問に思う。一般論としては、単なるの狂気の沙汰であったことは判るが、それだけではとてもじゃないが片付けられない。何故、一部の狂気が、全国に波及して行ったのか?そして、結果的には挫折したにせよ、何故、その狂気が許されたのか?具体的なところは如何だったのだろうか?云々については全く理解出来ていないというのが正直なところである。新しい神様と云う名の元に、“DEATH TO PIGS !!!!! ”をスローガンに、革命を呼び掛け(GOD IN THE T.V.SHOW)、更に、トランス状態で聖戦(G.O.D. V.S. M.E.)が繰り拡げられた。」
しかし、結局、何も変わらなかった。バカとバカが殺し合ってらァ。共食いしてらァ。ってな、感じだった。ってか、大体さァ?廃仏毀釈は尊皇攘夷として皇室と密接に絡んでいて、我が国の神話世界に歴代天皇を連ねさせ、そんで、王政復古を目論んだ思想家らが仕組んだ、絶対天皇主義的なイデオロギーを形成するが為のものであったのだから、全く関係ねえだろ?(何でこんなに説明的?)糞意味を履き違えている。情報が交錯し、混濁しているぜ?

六、汝、隣人を憎め、或いは暫く経った或る日の出来事、其ノ弐

うわあ、あいつ、こんな処にいた!灰色の映像に陰鬱なナレーション、続いて報道番組に登場した男は、オレをあんちゃん呼ばわりした男だった。そんな感じで割と早い時期から殺到可何流(SATTOWKA ? NANIRU)に着眼していいたオレはこいつが主催する、最近の悪い宗教ランキング第二位に君臨する宗教法人セックス狂団、“無碍の揺曳(むげのようえい)【仮】”を憎む。だから、オレはエア・ピストル(?モデル・ガンではない)を握り締めて殺到可何流(SATTOWKA? NANIRU)を、今、撃ち殺してやったったぜ?テレヴィジョンの中!まあ、それで、殺しゃいいって話でもないし、殺さなけりゃ、それはそれでつれえ。死刑反対論者の奴らにはこう訊きたい。「あんたの嫁と子供、眼前でぶっ殺されてそれでも死刑反対主張出来んのか?」って、話よ?それでもテレヴィジョンの中では生き続けている、ポリス・メンのコス・プレでスクール・ガールとファッキングする奴こと、本当は死んでしまった殺到可何流(SATTOWKA? NANIRU)の眼前で踊り狂う女は、トップレス半裸状態でホット☆パンツ、狗の交尾みてえなダンスで挑発しまくり。

「冗談抜きでさ?厳戒態勢じゃん?最近!こいつらの所為で!マジ、うぜえんだけど?マジ、キョーミねえよ!こんなガイキチ!それに元ホストだか何だか知らねえが、変な奴らが持て囃されている。狂ってねえか?いつまでこんな時代が続くんだ?もう沢山だ。ファッキン・おべんちゃらなんて聴きたくねえ!お呼びじゃねえんだよ!「YOUR FUTURE IS WAITING!」、輝かしい未来だと?ふざけんな!格好つけばかりで中身がない?上等じゃねえか?それにしても、このダンサー、十七歳にしては大人びてんなァ?きっとおまんこもビロビロなんだろうなァ…。」

引き隠り界の草分け的存在、パイオニア、第一人者、狂える十代のカリスマ、またの名を童貞貴族こと高田殉似(TAKADA ? JUNZIE)が吠えた!その、デモーニッシュに天真爛漫な態度で得体の知れない初期衝動に彩られた文言をシャウト!気とスパイスの利いた、おぬしなかなかやりおるな的ナイス過激発言である。 すかさずホステスに、「ズバリ言っていいかしら?あんた、そんな狭小な視野の、餓鬼みたいな蒼臭いことばっか言ってたら、もうすぐ死ぬわよ!」そう叫ばれたのだが…。

七、わざとする溜め息

拝啓、月が冴えて美しい季節、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。あ、もう死んでいるから、ご清祥も糞もお慶び申し上げますも反吐もないかっ。すいません。失礼ぶっこきました。足コキパブで、「アチョー!」って、奴らに肘鉄喰らい、アクメ顔でそのまんま逝っちまったぶっ殺されちまった、哀れであると同時に、宿命的ですらあると感じる面白可笑しい或る種のブザマさで死に桜を咲かせた、見事な迄にタッパがない、平然と、「あ、サイン?いいよ、全っ然!」訊かれてもいないのに答える常習犯だった殺到可何流様、(えっへん!そんなことまで私は知っているのです!)ところで、宗教はドラッグのようなものですよね。初めは優しく振舞って、じわじわと人間の肉体と精神を蝕み襤褸襤褸にし、そして、殺してしまいます。しかし、そ(宗教、若しくはドラッグ)の力によって死人は甦りません。勿論、死後の世界など在る筈もありません。だから、自業自得だと思います。(笑)宗教によって救われ、そして、宗教によって殺されたあなた。冥福はすいません祈れません。NAZENARA無意味だと判っているから。

誠に恐縮ですが、今は亡き、殺到可何流さん(江)。今、私は或る場所に向かっています。

漸く見つかり、身嗜みを諸共やっつけようと這入った其処は障害者用トイレ。しかも、女子便所。こんな場面を誰かに見られたら恐ろしいことになるぅ?。幾ら擦ったって、取れやしないんだぜえ♪矢張り見られていたァ!もう、仕様がない!あきらめよう。オレはこう言う!「それ、ゼッタイみんなに言って下さいね!もっと嫌われたいから!」オレのどんな過去を見て笑っているかなんて、既に判ってんだよ!もういいやッ。出よッ。ってか、先が、全ッ然、見えねえ!こっちじゃねえじゃん?オレの行き先!マジでオレ、何やってんだろ?凄えさ?遠廻りまでして!出口がマジ見えねえ。何処だよ?ここ?それにしても、眩し過ぎる。何でそんなにヘッド・ライト、アップにしてんだよ?ってか、バカじゃねえの?この糞風?糞雨?流石はファック自然、誰にでも平等に無慈悲だ。痛え!何かにぶつかった!あ、また笑われてるよ。いつもと同じ声音がする。やべ、また死にたくなってきた。マジ、泣きそう。「今やりたいことがあってやっているからさ?」「それって逃げじゃない?」そいつァ、聴き捨てならねえなァ?でも、言われると思ったよ。ご安心あれ。三十歳で、魂は崩れ始めるだろう。いつからか、自分はやられる側なのではなくてして、やる側なんじゃないだろうか?と考えるようになった。だったら、やってやろうじゃねえかよ? しかし、きっちり一ヵ月後、その意気込みは死にました。何れまたお便りします。
“自殺は果たして、解決なのだろうか?”断末魔の叫び声のような新聞記事。生死に於ける、「善」「悪」のことを考えるとオレは笑わずにはいられなかったJUST LIKE YOU . NAZENARA生きることにしか意味はないから。どれだけ多くの人を感動させるような生き方をするか?それでその人の価値が決まるだァ?ふざけんな!どんだけブザマを曝け出せるかだろ!

 

※ マルドロールの歌 / ロートレアモン伯爵
※ アデン・アラヴィア / ポール・ニザン
※ 神仏分離・廃仏毀釈の歴史経過
(http://www.d1.dion.ne.jp/~s_minaga/myoken43.htm)

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