俺が住んでいるマンションの部屋の真上、つまり、うちの部屋の間取り、内装、及び 水廻り等をそのまんま上空へスライドさせて、家具や調度品、及び インテリアを全く変えただけのルーム、玄関開けて二分で辿り着ける、一旦、廊下に出て、階段昇ってワンフロアー上がり、またぞろ、玄関に入れば華麗なるデジャヴ感覚を味わえる、いや寧ろ、ベランダから這い上がっちまえばインジャネェーか?無意味に戦略的になれば圧倒的な最短ルートを訳も判らず発見してしまうことが出来るそんな部屋にいるのだけれども、如何やってここにやって来たのか?は、記憶にない。しかし、現に、ここにいるのだから、きっと、母親が、ここの部屋も借りていてオレに合鍵を渡してくれていたのだろうと、そうだ!絶対にそうだ!そうだよ!そうだよ!ソースだよ!と、頑なに信じ込む。インテリアを眺めてみると、追憶アプリを起動させても、見憶えがあるような?ないような?そんな朧気な記憶しか呼び醒ますことが出来ずにいた。すると、なんだか、隣がかまびすしい。なんだ?なんだ?なんじゃもんじゃ?松居一代がナンボのもんじゃい!と、サッシを乱暴に抉じ開けベランダに這い出てみると、隣は誰もが羨む俺も羨む、ちょうど育ち盛りの子供たちを抱えた若い母親のしあわせそうな笑顔が眩しい現代的核家族で、ベランダとリヴィングを隔てた仕切り扉を全開にして子供たちは縦横無尽に駆け廻り、俺はそんな光景を目の当たりにしてセンチメンタライズド眼を細めずなんだか心細くなった独り身の孤独感を咬み締めながら、。ふと、気づくと、周辺視野に赤みが差していたので、ベランダから覗くことの出来る最大限の視界を仰ぎ見ると赤色灯、あたりを思いのままに照らし出し喚き散らして視覚の暴力性を思う存分に発揮、そして、消防の梯子車。マンション奥行きに対して不必要なまでに執拗なまでに広大な敷地を誇る駐車場、隣接された、其処に停まっていて、梯子をずんずんぐいぐい空へ向かって伸ばしていたのだけれども、いつもの見馴れた景色がたった数メーター高くなっているだけで、こんなに違う景色に見えるのものか?と、なんだか呆れたような照れ臭いような阿呆らしいようなバカ臭いようなはんぶん不思議なような不可解なような奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用で摩訶不思議アドベンチャーな気分で、夢わくわくの愛がG.I.S.S.I.R.I.!色トリンドルの夢がD.O.S.S.A.R.I.な気持ちだった!(P.S.溶けた北極の中に恐竜がいたら玉乗り仕込みたいものですね?)梯子車の動向はさて置き、なんだか急にイキリ立ち、居ても立ってもいられず我慢しきれず、玄関を飛び出し、そのまんまの勢いテンション & ノリとサスペクツで 普段、玄関ホールから自宅までのルートを往き来しているだけで、知っているようで何も知らない自分が住んでいるマンションの総てのことをなんだか無性に知りたくなり探検をしたくなった俺は決死の覚悟を決めてセカンドフロアーからサードフロアーと次々踏み込んだのだけれども、その先はまるで秘境だった!マンションにもかかわらず、駄菓子屋や古着屋が軒を連ね、本当にここは俺の住んでいたマンションなのだろうか?と、己の眼球と記憶を疑う始末、視覚の不始末は、是、脳の不始末 也…。更にはゴールデン街かションベン横丁はたまた思い出横丁か?彷彿とさせるガタロ横丁御覧ROAD.掃き溜めには反吐、肥溜臭気すら漂い破廉恥ピンサロのビラがたゆたう極東裏街道デンジャラス・ゾーンで、そのすぐ近くには学食のような利用客層;学生がそのほぼ九割以上を占めるフードコートが設営されており、偶々、通り掛かった俺の中学の同級生に訊くと、一般人でも利用可能とのこと。また、何を勘違いしたのか?俺が握り締めていた紙片を食券の半券と思い込まれ、すぐさま一緒に食べにイコライザー!と、食事を誘われるのだけれども、俺はそれをむげに断る俺は無碍の揺曳。そして、大学時代に気ィ狂いそうになりながら必死コイて仕上げた図面を這う這うのていで教授に提出した完徹夜明け朝だ徹夜だ阿佐田哲也アーキテクチャー創世記、学食で掻っ喰らったメンチカツカレーによって落ちた頬のその跡を涙が伝い滴り落ちそうなそんな味を忘れられずにいる俺はメンチカツカレーを誂えてもらう気満々でよろこび勇んで飯場エリアに向かおうとするのだけれども、その途中、メンチカツカレーを食している二人組、お触り厳禁 & 喋り掛け御法度な女学生同士による、「メンチカツカレー、これ、ビミョーだよねー?」「あ~ん?な、味だよねー?」と云う不穏な噂を耳にして(「あ~ん?」の意味、及び ニュアンスは判然としないのだけれども)意気消沈てんてこ舞いのハイテンションは行き場を見失い精神の暗闇に立ち消ゆ…。また、そのフロアーにはデパ地下滑稽グルメの市場が拡がっていて、 学生向けの高見えお手軽お歳暮、低価格帯に抑えた(その衝撃プライス二百円也!)ボンレスハムが多種多様な彩り色鮮やかに原色系の電飾で陳列されており、俺も通路を閉鎖させる勢いの群衆一座;SOCIALくそばばーズどもに入り混じって無我夢中の境地で心踊らせられ華麗に挙動不審の社交辞令ダンシング!D.A.N·Z.I.G.!のの子の復讐ジクジク!、優しく愛でる振りをしながら物色黙殺ウィンドウショッピングをしていたのだけれども、その販売方法には、不肖;無様な生きざまを生業としている忸怩たるオイラもなるへそ! & そしがや!の連鎖的嘆息するEarly & Summer!※ 註;なるへそ(なるほど、へぇ~?そうなんだ~!)そしがや(そしたらあれだね?俄然、やる気が出るね!)感心させられることも屡々。「重い荷物は天下一品、攻められた気分は最高峰。いじめやイヤがせをシャットアウト!」と云う謎の謳い文句、俺の琴線に触れるどころかネクストレヴェル意識と無意識にぶっ刺さりま ☆ クリスティな文言キャッチングフレーズで     を鷲掴みマイハートガチ拉致、そのS・I・Z・E感に圧倒され呆気に取られるような超巨大なポッキーが市場の一角にトーテムポールの如く屹立し、鎮座ましましていたのだけれども(D.O.P.E.N.E.S.S.)、それを横眼 & 尻眼に俺は夜明け前のような異様なハイテンションで屋内S.T.R.E.E.T.を駆け抜ける!まさに、THAT’Sエンターテイメントである。

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