ディスカバリーチャンネルかなんかでやっていた、国家を震撼させた伝説のハッカー特集で、そのハッカーをして、この映画に衝撃を受けた。影響を受けた。ってか、これの真似をしただけwwwwwとまで言わしめた映画、“ウォーゲーム“(原題;War Games)を観たんですが(以下、ネタバレあり、ってか、ネタバレしかない、っつか、ネタバラされた後で観ても面白いと思う)まず、主人公の少年は冴えない、しかし、ギトギトのギーク臭がする訳ではない、イカすガールフレンドとかもいる、天才的ハッキング能力を有した勉強は苦手な劣等生なんですが、学校のコンピュータにハッキングして、成績を改竄してたぐらいまではまだ良かったんですが、新作ゲームをゲーム会社が発表するより前に(ゲーム会社内の)コンピュータに侵入し、発売されない内にフライングゲットし遊んじまえ!ってんでハッキングしたのが運の尽き、実は軍の危機管理センターみたいなとこで、世界滅亡核戦争ゲームをやろうとしたら、それがシュミレーションではなく実戦で、旧ソ(当時は冷戦下、鉄のカーテン躍り喰い前)からの攻撃が想定されたプログラムで実戦仕様、そうとは知らずに開戦の火蓋を落とさせ、危機管理センターは危機管理レベルを臨戦体勢にまで格上げして、大騒ぎ。しかし、ソ連側からのミサイル攻撃の弾道等がレーダーに確認されず、ハッキングされていることを察知、FBIを雇い、ハッキングした犯人である主人公の少年を特定し、軍部に即拘束、一件落着!かと思いきや、開戦プログラムが止まらない、実は人工知能が実際に戦争を引き起こそうとしていて、そのプログラム開発者は書類上は故人になっているのだけれども、実は生存していて、孤島で厭世的な隠遁生活をしてい、何故か?と云うと、交通事故で妻子を一度に失い総てがどーでも良くなって、総てを擲ち、現在に於ける仙人のような生活。因みに人工知能の名前は亡き息子の名から取ってジョシュア、そのジョシュアの暴走を止める為、ジョシュア開発者であるその元軍関係者の博士に、それを知っている主人公の少年は、得意のハッキング技術を駆使して、危機管理センターを脱出し、博士に逢いに行き、開戦プログラムを止めて欲しい!と懇願するのだけれども、家族を失い、総てがどーでも良くなっていた博士は、それを拒否。世界なんて勝手に滅亡してしまえ!と嘯くのだけれども、主人公の少年は、ボクらの未来は?そして、ボクらが子孫、子供たちの未来は?あなたの手に総て世界の命運は掛かっているのです!と、必死の説得をし、なんとか説き伏せられ応じ、タイムリミットギリギリのとこで心変わり、ヘリコプターで軍の危機管理センターに突入、なんとかジョシュアの開戦プログラムを停止させ、ばんざーい!ばんざーい!二件目落着!と、思いきや、一難去ってまた一難、開戦プログラムは停止しておらず、人工知能ジョシュアは核戦争を起こすことをまだあきらめておらず。あと数分で世界滅亡、と云うところまで来て、主人公の少年がゲームをさせよう!と、提案 言い出し、軍幹部は、こんなときに何を寝ぼけたことを?寝言は寝て言え!と、相手にしないのだけれども、博士の強い進言により、ジョシュアにゲームをやらせる、これには伏線があって、孤島を訪れた際、博士は少年に、「○×ゲームってあるだろ?あれの必勝法知ってるか?」と、訊き、少年は、「知らね。」続けて博士、「あれには数学(論)的には勝ちも負けもないんだよ。」と云うやりとりがあって、開戦直前に、ジョシュアに○×ゲームをやらせ、何億通りにも及ぶ結果を解析させ、勝ちも負けもないことを学習させ、予め○×ゲームは無意味であることを学ばせといて、戦争もシュミレーションすると人類がほぼ壊滅状態に陥るだけで、アメリカが勝つとか負けるとか、ソ連が勝つとか負けるとか、そんなもんはない、いや寧ろ、意味がない、と云うことを判らせ、そんで、ジョシュアがラスト科白、「やること何もありませんね。閑なんで、わたしとチェスでもやりますか?」で、エンドロール、だったんですが、くっっっっっそバカ面白いと、思いませんか?おそらく30年以上くらい前の作品だと思うんですが、ストーリーもさることながら、脚本が練られており、クラスルームでのシャレた会話とか、マジ白眉です。あと、何より小道具と云うか舞台装置?当時の、決してスマートとは言い難いコンピュータ機器がメチャクチャ、私からしたら、洗練されていなくてUNCOOL is COOL状態でありました。

どっかの国の正男の弟は、この映画をまず観て、いちから戦争とは何か?を学び倒した方がいいと思う今日この頃であります。

それでは!

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