「しかしそんな風にして一種の狂気が、 偏頗妄想乃至は憑かれた状態が、最もひどい偏 向が生じ、それが心のバランスをきわめて深刻 に危うくする。かかる偏向への能力が、ある種の事業成功の秘 密であることは疑いを容れない。だから文明は 一所懸命になってこういう偏向を養成しようと 努める。情熱、すなわちこういう偏頗妄想に潜むエネル ギー蓄積は、古人が「神」と呼び、今人とても 同じように呼んでいるところのものなのである。」【ユング無意識の心理より】

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